〜「残酷グリム童話」を論破した〜

      「残酷グリム童話」を御存知ですか?
   あの「グリム童話」が本当は残酷だったらしく、さらにエロい内容だった、らしいです。
99年のベストセラーにもなった「本当は残酷なグリム童話」という本は
読んだことはなくても、本屋で見かけたことのある人は
とっても多いと思います(類似本も多かったし)。

ところがどっこい、「グリム童話」が本当に残酷なのかどうかは
結論から言っちゃうと「半分ウソ」です。
「初版グリム童話」って、じつはそんなに残酷じゃないんです。

てっかんの卒論は、「半分ウソ」ってことを
わざわざ原稿用紙50枚にもわたって延々と書いたものです。
さらに、その延々と書いた卒論の内容を
この場で公開しようということになりました。


 第1回  「残酷グリム童話」って何?
 第2回  そもそも「グリム童話」って何?
 第3回   出版物は強い。初版はもっと強い。 
 第4回  オリジナルの亡霊
 第5回  深読み無限地獄。
補足  深読みは必要なこともあります。
 第6回  どうわはしょうせつに てんしょくした。
 第7回  「残酷グリム」は単なるパロディだッ!! 

〜参考文献〜

 「童話学がわかる」 朝日新聞社
 「精神分析学がわかる」 朝日新聞社
 「世界の文学」 朝日新聞社
 「マンガ フロイトの『心の神秘』入門」 福島章 石田おさむ 講談社
 「快読シェイクスピア」 河合隼雄 松岡和子 新潮社
 「ヨーロッパの歴史」 フレデリック・ドルーシュほか 東京書籍
 「本当は恐ろしいグリム童話」 桐生操 KKベストセラーズ
 「ヴェニスの商人」 シェイクスピア 新潮文庫
 「マクベス」 シェイクスピア 角川文庫クラシック
 「変身」 カフカ 新潮文庫
 「あかちゃんめいさく さるかに」 わらべきみか ひさかたチャイルド
 「ザ・知的漫才 結局わかりませんでした」 ビートたけし 集英社文庫 

  その他、毎日新聞の書評記事より