魂斗羅スピリッツ
92.2.28 コナミ
【漢(おとこ)ならプレーせよ。以上。】 イキナリ最初から結論を言わせていただきますと、 とにかく「魂斗羅スピリッツ」は傑作だということです。 普段なら、そのゲームの魅力について延々と語るところですが、 「魂斗羅スピリッツ」の漢(おとこ)らしさ、スゴさ、スバラシさ、アツさ、汗くささ、頭の悪さなどについて紹介するには、 文章で云々よりも直感的に味わってもらうのがベストだと判断いたしました。 そんなワケで、今回はいつもとは異なった趣向で「魂斗羅スピリッツ」について語っていきたいとおもいます。 |
【すてーじ1】 わぁ、犬くんがこっちを見ているよ。 美味しそうに生ゴミを食べてるね。 じつは敵なんだよ。 僕は乗り物が大好きなんだ。 だってカッコイイからね。 乗るときもカッコよくキメたいから、わざわざジャンプするよ。 ちゅどーん。 「人の生命は地球より重い」って大ウソだね。 僕が戦車に乗ったら、みんなみんな虫ケラ以下さ。 ちゅどーん。 みんな壊れてしまえばいいんだよ。 そうさ、僕は無敵のソルジャー。 ガス管から噴き出すファイヤーもへっちゃらだい。 腹ばいは射撃ごっこの基本だね。 あっ、飛行機だ! すごいぞ、ばくだんだ。 あれっ?どこに行くのかな? ばんばんばんばん。 ごおおおおおおお。 たいへん、まわりは火の海だ。 あっちっち。 手を離したら死んじゃうぞ。 お母さんは、アツくて長くて太いのが好きって言ってたよ。 これのことかなぁ? 背中が熱いね。 まるで海水浴から帰った日の夜みたい。 せんぷうきの風が気持ちいいよ。 亀が一万年も生きるのって本当かな。 今日は、お父さんが吉野家に連れてってくれるんだ。 |
【すてーじ2】 (お断り) ここまで文章を書いた時点で力尽きたので、ここから先は 脊髄反射的かつ直感的に(=てきとーに)書く方向に転換いたします。 ステージ2と5は、トップビューなのです。 気が向いた地点に着陸してくださいな。 とりあえずなんとなく無意味に回転+拡大or縮小する演出は スーファミ初期作品には必要不可欠。 さぁ!寝る前に「カイテン!カクダイ!シュクショウ!」と10回ほどマントラを唱えるのだ! こんな感じで戦います。 LRボタンで視点をグルグルギュリギュリと回転させられます。 中ボスを全滅させるとステージボスとの対決。 このボスもやっぱり回転します。 ジョン=ウー監督に捧ぐ。 LRボタンを同時押しすると 両手の銃をジャキーンと構えるのです。 そしてショットボタンを押すと、高速回転しながら銃を乱射ッ!! ビームビーム!! 実用性は皆無でもカッコイイので許す!! ビームビーム!! さて問題。 この拡大画像はいったい何でしょうか? 答えは「ボスがジャンプしている瞬間」でございます。 そして縮小しながらのボディプレス攻撃ッ!! こんなステキな攻撃で死ねるなら本望というものです。 あ、言い忘れてましたけど 画面全体攻撃のボム(やっぱり拡大演出)もあるでよ。 「ところでさ、おまえって牛丼は吉野家派?すき家派?」 「…松屋派ッスね。」 「松屋は牛丼じゃなくて牛めしだろうが!」 などといった会話が繰り広げられているであろう ステージ2クリア後のグラフィック。 |
【すてーじ3】 ステージ3にて火炎放射器が登場。 射程距離は短いものの、ウネウネ動かせるわ壁をすり抜けるわで 文字通りアツイ武器でございます。 このやろう、ヤキニクにしてやる! (やっぱり)回転する中ボス。 ブンブン振り回されながら、いてこませ! 中ボスを倒した直後、 奈落の底から尻穴めがけてミサイルが! バックバージンの喪失は、すなわち死を意味する。 己の貞操を守りぬけ!! 間髪入れず、またもや中ボス戦が登場。 多関節キャラは、往年のコナミファンの大好物です。 うにょーん☆と壁がせり出してきてバトル開始! 「グラディウス」のボス戦を肉体で再現したら、きっとこんな感じに違いない。 ガンッ!ズゴォンッ!ギャリギャリギャリッ!! …と、激しいピストン運動が必殺技のボスです。 セクシーアンドエロティック。それでいてアグレッシブ。 奥様も思わずウットリ。 「あっかるーいナッショナール♪」と歌いますか? それとも「ひかーるー♪ひかる♪とぉーしばー♪」ですか? どっちでもいいですね。 まぁ、やっぱり回転したりするワケで。 ステージ3ボスの前哨戦。 スナッチャーの双子みたいな奴とのバトル。 「いくぜ かずお!」 「おう まさお!」 とか言いながら攻撃してきます。 スカイラブハリケーン!!(うそ) で、ようやくボスが登場。 ヘロー、エイボンコーリング。 (こんにちは、こちらエイボン化粧品です。) 追尾型の目ェからビーム攻撃! これが本当の流し目というやつかッ!? 容赦ないゲロは、酔っ払いオヤジの必殺技だ! おもいっきり偏見入った発言しますが、 オヤジゲロは、その主成分が ビール・ポン酒・焼酎+焼き鳥・揚げ物なので非常に危険な香りがします。 さーん。 にー。 いーち。 ぼくのポテトはチンチンチン♪ チンチン♪ポテト♪マイクロマジック〜♪ 倒した。 「…れっ?」 「…へっへれっ!!」 「はぼらっ!!」 「ところでさ、カレギュウは松屋とすき家のどっちが好き?」 「ダンナ、すき家はカレギュウじゃなくて、あいがけですぜ。」 「チッ、俺が松屋派なのがバレちまったな。」 などといった会話が繰り広げられているであろう ステージ3クリア後のグラフィック。 |
【すてーじ4】 ステージ4はバイクに乗ってみました。 せっかく乗ってるバイクからジャンプ!ファイヤー! そしてバイクに着地! もうカッコよすぎて笑いが止まりません。 つぎなる相手は巨大戦艦。 しかしビビッてはならない。 マッチョなボディこそ地上最強の兵器であることを証明するのだ! 大量の雑魚どもが湧いてきますが、 コイツらはエイリアンらしいので人権問題は関係ありません。 殺せ殺せ。 「誰でもよかった」という言い訳も通じるぜ。 なんかスゴイ多関節ボスですけど、 右端が安全地帯なので無視。 またまた来ました、多関節ボス。 なかでもコイツのウォーキングっぷりは最高。 もうホントにダイスキ。ラブラブ。 え? その矢印は何ですか? あ〜れ〜。 そして大空の旅へ…。 あ、なんか来た。 どーもー、スパークスターでーす。 よっこらしょ、っと。 ガッッ! よよよい。よよよい。 オクニノタメニ、シンデクダサーイ。 ほいっ。 ガッッ! ぶらーんぶらーん。 下半身もぶらーんぶらーん。 なんて楽しいことをしつつ、倒すと……。 …えっ? うそーん! アタシを捨てるのねっ!? アナタにとってアタシはどうでもいいオンナだったのね!? …などと捨てセリフを吐く前に ステージ4のボスがやってきました。 憎い!憎い!憎い! アタシを捨てたアンタが憎い!! フフッ、フフフフッ。 ベッドの上で、アタシが単に喘いでいただけだと思ってるのかしら? アナタのことはね、アナタの奥さんなんかより アタシのほうがずっとずっと詳しいんだからっ! …えっ? …そ、そんな。 それでもアナタはアタシなんかより、あんなババァの方が良いっていうの!? アタシは、本当に捨てられるの??? 最初は本気じゃなかった。なのに気がついたら本気になっちゃって。 でも、心のどこかで期待してたの。 …フフ、アタシってばかな女よね。 「ところでさ、神戸らんぷ亭って関西で見かけないンだけど。」 「神戸らんぷ亭は関東圏にしかないッスよ。」 「くそっ、本場の看板を掲げてる博多ラーメン、讃岐うどん、 関西風お好み焼き、味噌煮込みうどんに騙されるのと同じパターンか!?」 「…それはちょっと違うッスねぇ。」 などといった会話が繰り広げられているであろう ステージ4クリア後のグラフィック。 |
【すてーじ5】 ステージ5の道中は、あんまり見せ場は無いです。 強いて言うならば… 足場が悪いので、よく落下死するくらいですか。 そしてステージボス戦。 ボス本体の周辺が回転するので、 それに逆らうようにLRボタンで視点制御しなければ グルグル回って酔って吐きます。マジで。 で、必死で視点制御に夢中になって…。 吸われて死ぬケースが多いのです。 「ところでさ、キン肉マンって牛丼好きだよな。」 「あぁ、知ってるぜ。」 「じつはな、このモデルになった牛丼屋は、なか卯なんだよな。」 「だったら、ゆでたまご先生が吉野家から感謝状送られたり すき家のCMにキン肉マンが使用されるのって…。」 「あぁ、俺も同じ考えだ。納得いかないよなぁ。」 などといった独り会話が繰り広げられているであろう ステージ5クリア後のグラフィック。 |
【すてーじ6】 ステージ6は、最終ステージというだけあって、 ひたすらボスラッシュな展開が繰り広げられます。 Q…このボスのデザインってヤバいと思いませんか? A…イエス!高須クリニック! …と書いた瞬間、 包茎手術は上野クリニックだということを思い出しました。 このボスに関しては、いかなるツッコミも不要。 グラップラー刃牙に登場してもおかしくないね。 このボスの攻略法を探すのには苦労します。 苦労したくない人は、 火炎放射器を温存しておきましょう。 ラスボス登場。 その強さ、かなり極悪。そして凶悪。 初見でノーミスクリアするのは絶対不可能。 倒した!と思ったのも束の間。 やっぱり来ました。 最終形態のお約束、脳ミソとのバトルです。 静止画像ではわからないのですが、 じつは脳ミソのまわりを何かが高速で回転しています。 てきとーに射撃。 なんか青い玉だけが残りました。 直後、青い玉が殺意全開で襲ってきましたよ。 しばらくしたら、また脳ミソまわりを回転するブツが。 撃ちました。 今度は灰色の玉が残りました。 もしかしてコレって、攻撃方法がルーレットかよ!! はい、そうです。 ラスボスの攻撃方法は、ルーレット式で決まってしまうのです。 なんと前衛的な攻撃方法なことか! まぁ、そういうワケで 多彩な攻撃方法を披露しまくるボスを相手に… 死んだり。 死んだり。 …死んだり。 なかには、この形態みたいに ファンサービス的なネタも盛り込まれてたりするのですが、 …やっぱり死んだり。 倒しました。 やった! やったぞ! やったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! うぉっしゃぁぁぁぁぁッ!! お迎えがやってきましたよわッ!!! …と思ったら。 おはようスパンク。 画面両端から強化アーマーがやってきて… ズゴッグみたいにガッションガッションしながら登ってきました。 鬼気迫る表情で包丁を振り回しつつ 「あなたがいれば〜、なにもいらないの〜!」などと 叫ぶタイプの女性が放つ特有のオーラを表現しているとしか言いようがない 執念深くてしつこいラスボスとの最終決戦だ!!! 「落ちろ!落ちろ!落ちろぉぉぉぉぉ!」 …と、多くの女性をたぶらかしてきたアムロは 大気圏で燃え尽きましたとさ。 そしてエンディング。 なにぃ〜〜〜〜〜〜っ!! |