パネルでポン
パズル  95.10.27発売  任天堂



  「ゲームボーイ」、「ゲームウォッチ」、「ワンダースワン」。
 どれも液晶の携帯ゲーム機の名前なんですけど全部知ってる人は多いはずです。
 これらのゲーム機が世に出るにあたって、あるひとりの人物が大いに関わっています。
 その名は横井軍平
 数年前に交通事故で亡くなったそうですけど、
 この人がいなければ、上に挙げた3つのゲーム機はこの世に存在しなかった、と言われるくらい偉大な人だそうです。

  ワンダースワンやプレステで
 「
GUNPEY(グンペイ)」っていうパズルゲームがあるンですけど
 これが横井軍平氏の遺作になりました。



  それはさておき、
 今回のゲームは「
パネルでポン」。
 任天堂から発売されたパズルゲームなので知ってる人は多いと思いますが、
 このゲームが発売されたのは、「ぷよぷよ」が大ブレイクしている頃であり、
 2匹目のドジョウを狙ったような類似パズルゲームが氾濫していたときでした。
 したがって「パネポン」も
「ぷよぷよ」の類似品としての烙印を押されるハメになってしまいました。 
 まぁ、見た目は似てるから仕方ないけど。
 しかし実際は「ぷよぷよ」よりもアクション要素が強かったりします。

  ルールはカンタン。
 画面上にあるブロック同士を入れ替えて
 タテかヨコに3つ以上並べたら消える、というルール。
 ちなみにブロックは横に隣接するブロック同士しか入れかえることができません。
 これがけっこうもどかしいンですけど、慣れてくるといろんなテクニックが・・・。
 えぇ〜い、いちいち説明するのがメンドくさいッ!
 これも
ローソンで書き換えしています
 さぁ、ローソンに行くべしッ!!

  ・・・で説明が終わるのも申し訳ないので「パネポン」の魅力についてもうチト説明します。

  「ぷよぷよ」や「テトリス」などの対戦パズルゲームで重要なのは、
 
どのくらい強力な攻撃を敵に仕掛けるかですよね。
 ですから
いかに強力な攻撃を仕掛けるための連鎖を組むか
 勝負のカギを握ることになります。
 しかし「パネポン」対戦では攻撃だけでは勝てません。
 ときには相手から送り込まれたブロックを消すといった、負けないための
防御行為、
 またはそれを利用した
カウンター攻撃も必要になってくるのです。
 「パネポン」を、敢えて球技に例えるならば
卓球に似ているかもしれませんね。
 卓球は、ラケットにはペン(片面)とシェイク(両面)があり、
 戦法としては速攻型やカットマンなど様々なタイプの選手がいるのと同じように
 「パネポン」にも
様々なプレースタイルを存在させる自由度があるのです。
 ちなみにワタシは防御&カウンター型プレーヤーです。
 自信満々ですので、誰かワタシと「パネポン」対戦してください。いやマジで。

  この「パネポン」なんですけど
 じつは
横井軍平氏のプロデュース作品なんです。
 ほとんど知られてませんけど。
 
つーか、俺も最近知った

  こういう言い方したら、
 「横井軍平氏=面白い」みたいな説明になってイヤなんだけど、
 
実際に面白いンだから仕方ないです。
 数年前にヒマつぶし目的で買ったけど、今でもヒマつぶしにプレーしてるくらいですから。

  ちなみに「パネポン」には、なぜか
ロリロリな魔法少女がいっぱい登場します。
 パネルと魔法少女がどう関係あるのか、
 その真相は
に包まれてますので、あまりツッコまないほうが人生を謳歌できます。
 噂によると、
 当初は
ロリロリ魔法少女が活躍するRPGを作るつもりだったそうな。

  「俺は硬派なのでロリロリ魔法少女なんかと戯れたくないわッ!」とおっしゃる方には、
 ゲームボーイで「
ヨッシーのパネポン」というのが発売されてますので
 そちらをオススメします(中身はほとんど一緒です)。
 こちらでもヨッシーとパネルとがどういう関係にあるのかについては
 一切語られませんが、あまり気にしないように。
 ゲームボーイカラーでも「
ポケモンのパネポン」ってのが発売されましたけども、
 これもまた然りで、ポケモンとパネルの関係は謎のままです。
 おもしろいから、どうでもいいことなンですけども。